新車に乗る方法として、新車を購入する意外に「カーリース」を利用する方法もあります。
個人向けの商品では「マイカーリース」とも呼ばれています。
ただ
「カーリースが何か分からない」
「購入するのとカーリース契約するのはどちらがお得?」
といった疑問もあるでしょう。
そこでこの記事では、
そもそもカーリースとは?
・新車をカーリース契約するメリット・デメリット
・新車のカーリースの費用相場
・新車をカーリース契約するのと新車購入どちらがお得
について解説していきます。
この記事を読んでいただければ、カーリースと新車購入どちらを選ぶか判断できるようになりますので、ぜひ最後までご覧ください!
本記事ではカーリースを勧めていません。ですからカーリースのデメリットや契約時の注意点を中心に解説しています。
契約前にお読みいただきお役立てください。
目次
1、そもそもカーリースとは?
まず初めにお伝えしておきたいことは、カーリースは車を安く買う方法ではないということです。
カーリースというのは、リース会社が新車を購入したうえで、契約期間を決めて貸し出すサービスのことです。
近年はリース販売を取り扱う販売店が急速に増えています。
カーリースでは残価設定が適応されるので、リース期間終了後の車の下取り価格分を設定し、その金額が車本体価格から引かれます。実際に支払う金額は暫定の下取り金額が引かれた後の残高分です。
また、リースの場合、車検料やメンテナンス代・税金なども毎月の支払いに含まれることが多いので、月々の支払以外の出費を抑えられます。
一般的にリースに含まれない車の維持費は、ガソリン代と自動車保険料(一部で保険付きもあり)です。家計の計算がしやすいのは嬉しいですよね。
ちなみに、リース期間終了後は
①新しいリース車両に乗り換え
②再リースして同じ車に乗り続ける
③買取をして同じ車に乗り続ける
④車を返却する
の4つから選択することが可能です。
毎月の支払い金額が一定であることやリース期間終了後の選択肢が豊富ということもあって、新車のカーリース契約を選ぶ方も増えています。
2、新車をカーリース契約する3つのメリット!
カーリースにはメンテナンス費込みである場合も多いことは少し触れましたが、それ以外にもメリットはあります。
そこでここからは、新車をカーリース契約する3つのメリットを解説していきます。
ただし法人リース契約のように経費算入による節税効果はありませんから注意が必要です。
2-1. 頭金なし・月々定額で新車に乗れる
新車のカーリースは購入時と違い、頭金なし&月々定額で新車に乗ることが可能というメリットがあります。
新車購入時には頭金が必要な場合もありますが、リースであれば頭金がなくても新車に乗ることができます。
また、月々の支払いはずっと定額なので、負担が増えないというのもメリットです。
毎年、自動車税の納付書が届くこともなくなります。
月々の出費を安定して新車に乗り続けたいという方にはおすすめです。
2-2. メンテナンス費込みプランなら余計な出費がない
新車のカーリースの中には、メンテナンス費込みのプランも多く、月々の支払以外に余分な出費がないのも魅力です。
例えば、車を持つと購入3年目には車検を受ける必要がありますが、約5~10万円も費用がかかります。
一方で、リースの場合はその金額も込みになるので、追加の支払いは発生しません。
月々の支払以外に出費をしたくないという方にはおすすめです。
エンジンオイルやワイパーラバー、タイヤやバッテリーまで込みになったプランもあるようです。
走行距離がある程度多い人は助かりますよね。
2-3. 乗り換え時の手続きが簡単
新車のカーリースの場合、乗り換え時の手続きが簡単というメリットがあります。
新車を購入した場合、乗り換えをするとなると売却手続きや廃車の手続きなどが必要で面倒です。
一方でリースの場合は、契約満了時に返却・再リース・新しい車に乗り換えるといった選択肢から選ぶことができるので、手続きが楽に終わります。
ただ、このメリットは同じリース会社でリース契約を続ける場合に限ります。
次は違うメーカーにする場合など、リース会社を変える場合は注意も必要です。
乗り換える場合、リース期間が満了したら返却しないといけませんから、もし違う会社を利用するなら
事前に新しい車両を検討し、契約する必要があります。新車は2ヶ月かそれ以上かかる車種も多いので気をつけましょう。
車にかかる費用が月々定額で余計な出費を考えなくていいというのがカーリース最大のメリット。
でも決して安くは無いということです。将来の税金やメンテナンス費も初月から支払うわけで、総額で安いものではないです。
そもそもリース商品というのは、法人向けに設計されたものです。
リース料は経費に算入できるため、節税効果もあります。会社のキャッシュフローを改善し、節税効果もあるということ。
個人の場合は、節税効果は得られませんので法人ほどの魅力はないことをご理解ください。
お金を借りるなら、銀行などのマイカーローンの方が安くつくこともあります。
3、新車をカーリース契約する4つのデメリット!
新車をカーリース契約するにあたってデメリットもあります。
特にカーリースという契約は数年後の下取り価格を元に支払い金額が決まっているので、いろいろと縛りも多いです。
そこでここからは、新車をカーリース契約する4つのデメリットを解説していきます。
3-1. 走行距離に制限がある
新車のカーリースは残価設定が行われる関係で、走行距離に制限がある場合が多いです。
あまりに走行距離が長いと査定額が減少してしまうので、月々の走行距離は制限があります。
一般的には月々500~2,000㎞以内と設定されているケースが多いですが、設定数値は各リース会社によって異なるので、
事前にどれくらいまで乗れるか確認しておくことが大事です。
せっかくのメンテナンス付きリースなのに、走行距離が制限されると辛いですね。
5年間で50,000km~70,000kmあたりで制限をかけているリース会社が多いようです。
ちなみに走行距離が上限を超えると、査定減額になるリース会社がほとんどです。
走行距離が少なければリース会社が得しますし、走行が多ければ査定を減額するのでリース会社は損をしない。
リースアップ時の査定減額のリスクは、利用者側にあるように思います。
逆に、走行距離が少ない場合には、プラス査定してくれる会社であれば素晴らしいと思います。
3-2. 途中解約をする場合は解約金が必要
新車のカーリースは基本的に契約途中で解約できる仕組みになっていないため、原則途中解約はできません。
ただ、例外として事故を起こしてしまった場合などは途中解約をすることもできます。
しかし、途中解約をするとなると、リース金額の残高分(リース総額ー支払ったリース料金)を解約金として支払いを求められる場合が多いです。
解約するにもかかわらずかなりの代金を支払う必要があるので、途中解約はできる限りしない方が良いですね。
転勤や転職の可能性があったり、結婚や引越しなどの予定があるなら、通常の購入かローン支払いが無難です。
特にメンテナンス付きの場合は、リース販売した店舗でしかメンテナンスや車検が受けれない会社もあるので要注意です。
どうしてもリースを利用したい場合は、そうした可能性も考慮して選ぶことをお勧めします。
同じトヨタや日産の店でも、地域が変われば会社は違うということを覚えておきましょう。
その点、メーカーが直接販売するタイプのリースなら、メンテナンス店舗を変更できることもあります。
契約する前にしっかりと確認したいポイントですね。
3-3. 車の状態によっては追加料金が発生する
新車のカーリースでは基本的には月々の支払いをするだけで良いですが、リース期間終了後の車の状態が悪ければ追加料金が発生することもあります。
リースというのは残価設定をすることで、月々の支払額が少なくなっていますよね。
ただし、リース期間終了後に下取り金額が下がっているもしくは価値がない場合、その分の料金を追加で請求されるケースも。
例えば、車の破損などが当てはまりますが、リースを利用する場合は丁寧に車に乗ることが大事です。
車をぶつけたら減額されるのは仕方ないですが、
そもそも5年、7年先の車両が無傷なことの方が少ないです。
どういう査定基準になっているのか曖昧な会社では、リースはもちろん、残価設定型のローンも利用を控える方がいいですね。
でもリース会社によっては、ある程度の傷は許容範囲として査定減額にならないこともあります。
もし、カーリースを利用する場合は親切丁寧で、将来のリスクに対する説明が明確な会社を選びましょう!
3-4.リースアップ時の査定額が残価設定額を下回ると別途料金が発生することも
残価設定額を上げることで、月々を支払いを安くすることが可能です。
適正な金額を越えた残価が設定されていないか必ず確認が必要です。
リース終了時に思わぬ出費が発生しないためにも注意が必要です。
ただ、5年後、7年後の中古車の相場は誰にもわかりません。
リースの場合でも複数の会社で相見積もりをとって検討するといいでしょう。
4、新車のカーリースの車種別費用相場!
新車のカーリースの費用相場は各リース会社によって異なりますが、車種別に見てみると以下のようになります。
【軽自動車:スズキ ハスラー HYBRID G】
【リース年数】 | 【カーリース月々の支払い価格】 |
5年リース:※¹メンテナンス込み | 33,400円(税抜き) |
7年リース:※¹メンテナンス込み | 26,200円(税抜き) |
※¹車検整備・法定点検・エンジンオイル交換・オイルフィルター交換・ワイパーゴム交換
【普通車:ホンダ フィット BASIC Honda SENSING レス】
【リース年数】 | 【カーリース月々の支払い価格】 |
5年リース:※¹メンテナンス込み | 39,000円(税抜き) |
7年リース:※¹メンテナンス込み | 31,000円(税抜き) |
※¹車検整備・法定点検・エンジンオイル交換・オイルフィルター交換・ワイパーゴム交換
普通車の方が月々の支払い金額は少し高いですが、毎月の支払いでも負担になりにくい金額ですね。
また、この代金には車検整備費用やエンジンオイル交換などの費用も含まれています。
一般的にカーリースを組むとこういう金額になるのです。
最近よくある「月々1万円で乗れる」宣伝について
そのほとんどの広告が「月々1万円」の文字。コミコミと記載しながらボーナス加算が隠れていたり。
・走行距離の超過に関する査定基準
・中途解約に発生する費用について(事故全損時など修理不能の場合も含め)
・付帯されているメンテナンスの内容について
これらのホームページの「よくある質問」は参考になるので合わせて読んでおくといいでしょう。
カーリースを利用するなら、こうした親切なリース会社と付き合いたいですね。
オリックスリースさんのホームページ:https://www.carlease-online.jp/
トヨタのサブスクKINTOさんのホームページ:https://kinto-jp.com/
繰り返しになりますが、カーリースは車を安く買う方法ではありません。
沢山あるカーリース会社の中から安心な会社を選ぶ2つのポイント
ホームページの「よくある質問」で疑問が解決できる
繰り返しになりますが、お客様のリスクに対して十分な記載がされていないところは選ばないのが無難です。
もし商談するなら、書面でリース契約に関する内容をもらうことをお勧めします。
総支払額とリース終了時に関する説明が丁寧
リースを一般の車販売と同じように扱っている店が多いので、お客様ご自身で注意することが大切です。
とにかく月々の支払金額のみの商談は注意が必要です。
5、新車を購入するのとカーリース契約するのはどっちがお得?
新車購入とカーリースのどちらがお得かはローン払い・一括払いの違いや、金利の違いによっても異なります。
ただし、一般的には新車を一括払いで購入するのが最もお得です。
一括払いであれば、余計な金利や手数料がかからないので、一番費用を抑えることができます。
一方で、新車は100万円以上するのでローンやリースを利用しないと支払いが難しい人も多いはず。
この場合、どちらがお得になるのかは一概には言えません。
ローンに金利がかかるのと同じように、リースにも利率がある。
リースは金利が無いと勘違いしておられる方がいますが、リース手数料という形で一定の利率がかけられています。
利率に関しては各リース会社は公表していませんので分かりません。
リース会社も企業ですから利益を出さないと経営が成り立たないので当然ですね。
ローン支払い時に金利がかかる部分:車両本体価格・オプション・手続き費用・新車登録時の諸税など
リース支払い時に金利がかかる部分:車両の使用料・オプション使用料・手続き費用・自動車税、自動車重量税、自賠責保険料、車検代、点検・整備・メンテナンス費用など
ローンの場合は購入時の費用のみに金利がかかり、リースの場合は将来にかかる費用全てにリース手数料がかかる。
どちらがお得かは、リースに含まれている費用の中身を分解して比べてみましょう。
リースを利用する場合、購入した段階から車の状態をある程度維持することが条件となるため、事故をしてしまった場合や車に傷がついていたりすると追加料金が発生しローンの方がお得になるケースもあります。
また、車を傷つけてはいけないと神経質になりやすい方は安心して車を運転できないかもしれないので、心の安心という意味では購入した方がいいかもしれません。
さらに、カーリースは走行距離の制限もあるため、長距離運転をする方には向いていません。
結局、リースが良いか購入(ローンや一括)が良いかは、それぞれの価値観によって異なるということです。
自分が新車を購入するかカーリース契約をするかは、自分の車の乗り方や性格を考えたうえで選択すると良いでしょう!
目先の支払いが安いという理由だけで飛びつかないことが大切です。
なぜリース販売が増えているのか?
当社でもマイカーリースを販売するかは検討しました。周りの会社やメーカー系列のディーラーさんもぞくぞくとリース販売に参入しています。
このリース販売が増えたのは、ユーザーのニーズからというよりも、販売する側の戦略から生まれたものだと思います。
こぞってリース販売に参入するのは、それだけ新車販売店にメリットがあるからです。
新車販売店におけるメリットは、利益と顧客の流出防止です。
リース販売の方が現金販売より利益が出ます。また、リース車両ということでリース期間中はもちろん、乗り換えたい場合も必ずリース会社に相談が入ります。
このように、自動車販売店を経営する側のニーズから生まれた商品です。
6、格安で新車を購入するなら【ウッドベル】
新車購入を選んだ方で格安で購入したいという方は「ウッドベル」がおすすめです。
ウッドベルでは、取り扱う新車台数が多いので、安く新車を購入することができます。
また、オプションパックという形で、カーナビやドライブレコーダーなどオプションが無料でついてきます。
総額20万円以上のオプションがついてくる車種もあるのでかなりお得!
具体的には
・カーナビ
・ドライブレコーダー
・コーティング施行
・メンテナンスパックなど
がセットになっています。
それ以外にもウッドベルにはこんな魅力があります。
【ウッドベルの魅力】
・ローン金利が一律固定で低金利
・全メーカーから選べる
ウッドベルでは、新車のローン金利が全車種2.5%で一律固定です。
ディーラー系ローンの金利が5~8%といわれていることを考えると、低金利であることが分かります。
また、頭金・ボーナス払い0円、最大120回分割払いが可能なので、自分の支払い能力に合わせて返済プランを決めることが可能です。
さらに、ウッドベルはローン審査が早いのも魅力。
所得証明や給与振込指定などが必要ないので、審査申込みから30分程度で審査が完了します。
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また、ウッドベルでは全メーカーの車種から選択することができます。
さまざまな車種を見比べながら愛車を選びたいという方にご好評いただいております。
このように、ウッドベルは格安で新車が購入できるだけでなく、新車を選ぶという意味でも魅力的な店舗です。
銀行などのマイカーローンを使用したい場合でも、現金で買って安いウッドベルならお得です。
ぜひ、お気軽にお問合せください。
新車購入は頭金なしでもOK?頭金なしでローンを組む注意点も解説!
7、まとめ
新車のカーリースは月々の支払い金額が少なくなるだけではなく、メンテナンスや車検費用も込みなので追加費用があまりかからないという点も魅力です。
ただし、下取り価格ありきの支払い方法なので、事故や車に傷をつけてしまった場合は追加料金が発生するケースもあることは覚えておきましょう。
当社は検討を重ねた結果、カーリースより低金利ローンを選択しました。
今のところ、カーリースという選択は当社ではできません。
ローン支払いと現金販売で安く買っていただけることに全力を尽くしています。
ぜひ一度ご相談ください。ご連絡、ご来店をお待ちしています。
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