新車を購入する際の「エコカー減税」について、安くなるのはなんとなく知っているけど、具体的な制度については知らない人も多いのではないでしょうか?
また、そもそもエコカー減税って何?という方も多いと思います。
そこでこの記事では
・エコカー減税/グリーン化特例とは?
・エコカー減税対象車を紹介
・エコカー減税を利用する際の注意点
について解説していきます。
この記事を参考にうまくエコカー減税を利用して、新車を安く購入してみてくださいね。
目次
1、新車が安くなるエコカー減税とは?
新車購入時にエコカー減税という言葉を目にする機会は多いと思いますが、詳しく制度を知らないという方もいるでしょう。
エコカー減税は、簡単にいうと税金が減税される制度ですが、減税される車種には条件があります。
そこでここからは、新車が安くなるエコカー減税について解説していきます。
1-1. 自動車重量税が減税される【エコカー減税】
エコカー減税とは、燃費や排気ガス性能のいい自動車に対して税金の負担を時限的に軽減する制度で、2021年3月31日まで続く制度です。
過去にも何度かエコカー減税が施行されたことがありますが、今回は2021年3月31日までと決まっています。
エコカー減税の対象となる税金は自動車重量税で、エコカー減税と同じコンセプトで実施されている「グリーン化特例」では自動車税・軽自動車税が軽減対象です。
新車購入時に利用できるエコカー減税制度は、条件を満たす車種を購入する場合のみ自動車重量税が減税されるので注意が必要でしょう。
ちなみに、実際の減税額については条件によって細かく決められているので、以下の表を参考にしてみてください。
自動車重量税(エコカー減税) | 2019年5月1日~2021年4月30日 | |
初回車検 | 2回目車検 | |
電気自動車 | 免税 | 免税 |
2020年度燃費基準+90%達成車 | 免税 | 免税 |
2020年度燃費基準+50%達成車 | 免税 | |
2020年度燃費基準+40%達成車 | 免税 | |
2020年度燃費基準+30%達成車 | 50%減税 | |
2020年度燃費基準+20%達成車 | 50%減税 | |
2020年度燃費基準+10%達成車 | 25%減税 | |
2020年度燃費基準達成車 | 25%減税 | |
2015年度燃費基準+10%達成車 | 当分の間税率 |
【普通車の場合】
3年自家用車 | |||||
車両重量 |
エコカー | エコカー(本則税率から軽減) | エコカー外 | ||
75%減 | 50%減 | 25%減 | 軽減なし | ||
0.5t以下 | 免税 | 7,400円 | 3,700円 | 5,600円 | 12,300円 |
~1t | 15,000円 | 7,500円 | 11,200円 | 24,600円 | |
~1.5t | 22,400円 | 11,200円 | 16,800円 | 36,900円 | |
~2t | 30,000円 | 15,000円 | 22,500円 | 49,200円 | |
~2.5t | 37,400円 | 18,700円 | 28,100円 | 61,500円 | |
~3t | 45,000円 | 22,500円 | 33,700円 | 73,800円 |
2年自家用車 | |||||
車両重量 |
エコカー | エコカー(本則税率から軽減) | エコカー外 | ||
75%減 | 50%減 | 25%減 | 軽減なし | ||
0.5t以下 | 免税 | 5,000円 | 2,500円 | 3,700円 | 8,200円 |
~1t | 10,000円 | 5,000円 | 7,500円 | 16,400円 | |
~1.5t | 15,000円 | 7,500円 | 11,200円 | 24,600円 | |
~2t | 20,000円 | 10,000円 | 15,000円 | 32,800円 | |
~2.5t | 25,000円 | 12,500円 | 18,700円 | 41,000円 | |
~3t | 30,000円 | 15,000円 | 22,500円 | 49,200円 |
参考元:国土交通省:自動車重量税額について
【軽自動車の場合】
3年自家用車 | ||||
エコカー | エコカー(本則税率から軽減) | エコカー外 | ||
75%減 | 50%減 | 25%減 | 軽減なし | |
免税 | 1,800円 | 3,700円 | 5,600円 | 9,900円 |
2年自家用車 | ||||
エコカー | エコカー(本則税率から軽減) | エコカー外 | ||
75%減 | 50%減 | 25%減 | 軽減なし | |
免税 | 1,200円 | 2,500円 | 3,700円 | 6,600円 |
参考元:国土交通省:自動車重量税額について
1-2. 自動車税・軽自動車税が減税される【グリーン化特例】
エコカー減税とは違いますが、同じように環境に配慮した車種に対して減税しているのがグリーン化特例です。
グリーン化特例では普通車は自動車税・軽自動車は軽自動車税が減税されます。
グリーン化特例に関しても、エコカー減税と同じく2021年3月31日まで継続される制度です。
ちなみに、具体的な減税額については以下の通りとなります。
【乗用車】 | 2019年4月1日~ 2021年3月31日まで |
2021年4月1日~ 2023年3月31日まで |
電気自動車 | 75%減税 | 75%減税 |
2020年度燃費基準+50%達成車 | 75%減税 | - |
2020年度燃費基準+40%達成車 | 75%減税 | - |
2020年度燃費基準+30%達成車 | 75%減税 | - |
2020年度燃費基準+20%達成車 | 50%減税 | - |
2020年度燃費基準+10%達成車 | 50%減税 | - |
【軽自動車】 | 2019年4月1日~ 2021年3月31日まで |
2021年4月1日~ 2023年3月31日まで |
電気自動車 | 75%減税 | 75%減税 |
2020年度燃費基準+50%達成車 | 50%減税 | - |
2020年度燃費基準+40%達成車 | 50%減税 | - |
2020年度燃費基準+30%達成車 | 50%減税 | - |
2020年度燃費基準+20%達成車 | 25%減税 | - |
2020年度燃費基準+10%達成車 | 25%減税 | - |
2、新車が安くなるエコカー減税対象車を紹介!
エコカー減税やグリーン化特例について知ることができたところで、実際にどんな車がエコカー減税対象車に指定されているのか気になりますよね。
実は日本車の性能は非常に高いので、エコカー減税対象車は意外にもたくさんあります。
そこでここからは、普通車と軽自動車に分けて、エコカー減税対象車を3つずつご紹介していきます。
2-1. エコカー減税対象車3選【普通自動車】
【日産 ノート e-POWER】
価格: 1,552,100円(税込)
インテリアもおしゃれで、複数の内装なら選択できるのも魅力的。
踏み間違え防止アシスト機能搭載なので、安全性を重視したい人にもおすすめ。
【トヨタ ヴォクシー HYBRID ZS】
価格:3,347,300円(税込)
室内のデザインはシンプルで落ち着いた雰囲気が魅力。運転席と助手席には温熱シートを設置可能。
7人乗りで、パーキングアシスト機能などもあるのでファミリー層の車にもおすすめ。
【ホンダ フリード B】
価格:1,997,600円(税込)
室内が広々としていて大人が座っても余裕がある作りになっているのが特徴。お子さんがたくさんいるファミリー層にもおすすめ。
衝突軽減ブレーキなど安全機能も充実しているので、安全性も気になる方にもおすすめ。
2-2. エコカー減税対象車3選【軽自動車】
【スズキ ラパンG 2WD 5AGS】
価格:1,127,500円(税込)~
車体の色合いやおしゃれな室内デザインから、若者にも人気がある車種。ドリンクホルダーや荷物置きなど、自分の部屋のように使える車種となっている。
また、視界が広く見やすいので飛び出しなどを発見しやすい。さらに、ふらつき警報機能などもあるので、運転操作ミス防止をサポートしてくれる。
【ダイハツ ムーヴキャンバス L"SAⅢ"】
価格:1,276,000円(税込)
スライドドアを導入することで、乗り降りや荷物の積み込などがしやすくなっている。また、車体の色も上部と下部で色が異なるのでデザイン性もGood。
また、緊急ブレーキ機能など、もしもの事故に備えるサポート機能があるので万が一の備えにもなる。
【ダイハツ キャスト スタイル X"SAⅢ"】
価格:1,314,500円(税込)
ゆとりのある室内で、ゆったりと乗車することが可能。
小回りが利くコンパクトな車体なので、狭い駐車場や車庫入れもスムーズに行うことができる。
おしゃれな車に乗りたい方や運転しやすい車を希望する方におすすめ。
ちなみに、エコカー減税対象車を安く購入したいなら「ウッドベル」がおすすめです。
ウッドベルなら、新車の販売価格が安いだけではなく、
・ローン金利が2.5%と安い
・総額20万円以上のオプションプレゼント
・国内メーカーから自由に選択できる
などメリットがたくさんあります。
特にウッドベルでは、扱っている新車台数が多いので、自分に合ったエコカー減税対象車を選択しやすいです。
加えて、オプションプレゼントがあるので、値引き交渉をせずとも安く新車を購入することができます。
新車購入に関する疑問や質問にもお答えしていますので、ぜひお気軽にお問い合せください。
3、新車購入時にエコカー減税を利用する際の注意点!
新車購入時にエコカー減税対象車を購入すると、税金類が減税されるのでお得です。
ただ、エコカー減税対象車を購入する際には注意点もあります。
そこでここからは、エコカー減税を利用する際の注意点をご紹介していきます。
3-1. エコカー減税対象車は馬力が弱いことも
エコカー減税対象車は性能によって減税されますが、燃費がいい車種は車の馬力が弱いケースもあるので注意が必要です。
例えば、坂道や悪路などを通る場合、燃費の良い車種の場合は進みが悪いこともあります。
もちろん、年々車の性能は高くなってきていますが、エコカー対象車の中には低燃費にするために機能を削っているものも。
悪路を通行することが多い場合や、馬力のある車を希望している場合は別の車種を選ぶのも1つの手でしょう。
3-2. エコカー減税は新車登録時の1回のみ適応
エコカー減税は減税されるのが魅力ではありますが、減税が適応されるのは1回のみということを理解しておく必要があります。
新車購入時には初回車検時までの3年分の自動車重量税を支払いますが、エコカー減税制度ではこの3年分の税金が減税されます。例外として、新車購入時に免税が適応された場合は初回の車検時も免税が適応されるのでかなりお得です。
ただ、免税の条件は電気自動車か2020年燃費基準+90%達成車でないといけないので、条件は絞られます。
また、グリーン化特例の場合でも適応されるのは1回のみで、取得した年度分の自動車税・軽自動車税が減税されます。
エコカー減税は確かに減税されるのでお得ではありますが、基本的に1回しか減税されないので、自分が欲しい車種を優先することも大切です。
4、まとめ
新車購入時にエコカー減税・グリーン化特例対象車を購入することで、自動車重量税や自動車税・軽自動車税が減税されるのでお得です。
減税額は購入する車種の環境性能によって異なりますが、日本車であれば選択肢は多いので比較的選びやすいでしょう。
ただし、エコカー減税は購入するときの1度のみ対象となる減税制度なので、毎年減税させると勘違いしないようにする必要はあります。ぜひ、エコカー減税をうまく活用してみてくださいね。
ちなみに、エコカー減税対象車を安く購入するなら「ウッドベル」がおすすめです。
ぜひ、お気軽にお問い合せくださいね。