ロッカーパネル（サイドシル）大きなへこみキズの鈑金修理（溶接、板金）

残暑お見舞い申し上げます、花岡店板金の中西です。

今回は《フロントフェンダー・サイドシル・フロントドア》の修理のお車でのご紹介になります。

何かに乗り上げてしまったようで、下回りのサイドシルと言われるパネルを中心に、大きくへこんでしまっています。

そのままにしておくと、錆が出てしまいボディーのダメージがひどくなってしまいます。

こんな傷もしっかりと直すことが出来ますので、ご相談ください。

まずは、車両を鈑金作業場に持ってきます。

写真の手前に見えるグレーチングは、床式集塵装置です。

パテや溶接時に出るガスなども吸ってくれます。この床式集塵機があるかどうかで、

工場の環境が大きく変わります。車がパテ粉まみれになることもないですし、

修理する我々も、快適な環境で作業できます。有難いですね。

 

さて、話を修理に戻します。

今回の様な同一箇所に大きなダメージが複数ある場合は、交換せずに直すこともできるのですが、

予算的にもフェンダーを新品に交換させていただく事により、新車時の基準がわかります。

新品のフェンダーを取り付けるとダメージの大きさがより分かりますね。

へこんだ部分を、フェンダーと面がきっちり合うように、板金していきます。

フェンダーも修理で直すことも可能ですが、新品パネル交換の方が綺麗に治りますし、予算的に大きな差が出ませんでしたので、

お客様と相談し、今回はフェンダー交換で修理していくこととなりました。

 

さらに、サイドシルを交換して修理する方法もあるのですが、こちらはボディーの切開作業となり時間や予算的にも高くなります。

このように、同じ修理でも複数の修理アプローチがございます。

お客様とのご相談で、予算と納期を考えて最善の方法をご提案しています。

 

写真のブツブツみたいな跡は、パネルを引っ張る機械の先端を溶接でくっつけた跡です。

クランプでアース結線し溶接していきます。

この写真で分かるように、何度もコツコツ少しずつ引っ張り作業をしていきます。

サイドシル部分も潰れによるシワが酷く、切開をし板金をさせて頂きました。

切開部分は溶接で綺麗に閉じることが出来ますのでご心配なく！！

今回のお車は現在も修理中の為、完成写真がございませんが、次回！お披露目出来るように頑張ってまいります。

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