車検時【タイヤ関係の点検】を解説
タイヤは車の消耗品の中でも大きな部品です。
自動車の「走る・曲がる・止まる」のすべてはタイヤを介して行われています。
タイヤは目視点検できますから、点検のポイントを知っておくと普段からチェックできます。
本記事では車検時にどのようなポイントを見ているか解説していきます。
目次
ハブボルト・ホイールナット
ハブボルトとは自動車の車体(ハブ)とホイールを固定するためのものです。ボルトの緩み、損傷などがないか点検します。
ホイールナットは、各メーカー純正ホイール用で種類が違います。適正なナットで取り付けないと危険です。
ハブベアリング
ベアリングとは軸受けのことで、車輪が車軸で円滑に回転するためにあります。ベアリングに損傷やガタがあると強い振動を発生させます。ベアリングにガタがないか点検します。
ホイール
ホイールに変形や大きな損傷がないかを点検します。多少のガリ傷なら問題ないですが曲がり、割れは大変危険です。合わせてホイールが既定のJWLマーク、JWL-Tマークが付いているかも確認します。
スペアタイヤ
スペアタイヤの状態も確認し、空気圧を補充します。
スペアタイヤの搭載がない車は、パンク修理キットを確認します。
タイヤ
タイヤ残り溝
1.6mm以上の溝かつスリップサインが出ていないことを確認します。スリップサインが出る前に早めの交換が安全のために大切です。ゲリラ豪雨などではタイヤの排水能力が重要です。
タイヤ摩耗、外形
片減り、偏摩耗、変形、ふくれ、ひび割れ、亀裂などないかを確認します。残り溝は合格でもタイヤの状態が悪いとバーストやパンクの原因になります。
空気圧
タイヤの空気圧を適正に入っているか点検します。不足している場合は補充します。
合わせてゴムバルブからのエア漏れがないかチェックします。