車検時のその他点検項目を解説
車検の際はいろんな部分を点検していきます。
ここでは、大きく区分した項目以外の細かな部分の点検内容を見ていきます。
目次
ドアミラー
ドアミラーに損傷や不具合がないか点検します。
ミラー(鏡部分)が割れていたり、ターンシグナルランプがドアミラーユニットに組み込まれている車両の場合は、ウインカーレンズの損傷も確認します。ドアミラーは左右の後方確認をする重要な保安部品ですから、車検時と言わず不具合や損傷した場合は早めの修理、交換をお勧めします。
車高
自動車には最低地上高と呼ばれる、地面からの高さに対する基準があります。車の一番低い部分にある部品が最低でも9cm以上の高さがなければいけません。一部タイヤと連動して動くブレーキ類や樹脂製のマッドガードなど基準から除外されている部分もあります。
メンバー、燃料タンク、オイルパン、マフラーなどが一番低い位置にある場合が多いです。
ボディー・バンパー
ボディー特に車体骨格に著しい錆や損傷がないか点検します。
また歩行者への安全を考慮して車体には突起物を取り付けることに対しても規制があります。バンパークリップなど社外パーツが取り付けられている場合はそういった突起物も確認します。
バンパーが外れていたり、社外品に変わっている場合は最低地上高さや全長を確認します。
側面のオーバーフェンダーなどの社外パーツ取り付けも同じように全幅を確認します。
車検では全長、全幅、全高の規定以上の変更は車検に不合格となりますから注意が必要です。
非常用信号灯
車に装着が義務付けられていますから、装着されているかを確認します。
発煙筒の場合は有効期限が4年ですから期限内であるかを確認します。
最近は電池式のLEDタイプもありますから、その場合は点灯するかを確認します。
ルームランプ
ルームランプ自体は直接車検に関わらないですが、ルームランプの色を変えたりしていると注意が必要です。
車の外から見た時に、前方は前照灯、後方は制動灯と間違る恐れがある色は使ってはいけません。
内装をカスタムしたりする方は注意が必要ですね。
前席ヘッドレスト
自動車の運転席と助手席(運転席と並列の座席)にはヘッドレストを取り付ける必要があります。
取り外しての乗車は、事故で衝突時に頭部が過度に後傾し大変危険です。シートにしっかり取り付けられ脱落しないことを確認します。