車検時【ライト関係の点検】を解説
自動車のヘッドライトやブレーキランプ、ウインカーなどは道路交通の安全を保つために欠かせない部品です。
街の中を走行しているとブレーキランプやヘッドライトが片側切れた状態の車に遭遇することがあります。
運転している本人より、周りのドライバーや歩行者などがヒヤリとすることが多いです。
整備不良で注意を受けることにもなりますから、車検の時以外にもすぐにメンテナンスしたいですね。
目次
ヘッドライト
ヘッドライトのレンズやヘッドライトユニットの損傷、割れが無いかを確認します。ボディーとの固定部分が割れていることもあります。
点灯確認は正常に作動するかと灯火の色を確認します。基本的には白色となっています。(古い車の場合は黄色でも保安基準適合となることがあります)色は検査員の主観で判定しています。青色などは不適合になるので注意が必要です。
その他に取付の高さ、光軸、光度などをチェック、測定やハイビームの切替点検などしていきます。
ヘッドライトに著しいレンズくもりがあると光度が足らず不合格になります。下限ギリギリの光度でも視界が暗いのでレンズが曇っている場合は、ヘッドライトクリーニングをお勧めします。
ウィンカーランプ
右左折時の方向指示器の点検です。点灯の確認の他、レンズ割れ、損傷、橙色であることを確認します。
ブレーキランプ
ブレーキランプとテールランプを点検します。点灯の確認の他、レンズ割れ、損傷、赤色であることを確認します。
バックランプ
後退時のランプです。シフトレバーがリバースに入った際に点灯の確認とレンズの損傷などを点検します。
ナンバープレートランプ
後部のナンバープレートを夜間照らすためのランプです。ランプの点灯とレンズの割れなどを点検します。
フォグランプ
フォグランプの点灯、色、レンズ割れ、損傷を点検します。交通の妨げになるほど明るいと車検に通らないケースもあります。
また、取付位置、高さ、フォグランプの数を確認します。同時に3灯以上点灯してはいけないので基本は2個ですね。
フォグランプの取付位置は細かく規定されているので注意が必要です。メーカー純正状態の車でギリギリの場合もあるのでローダウンなどはよく考える必要があります。